鹿児島オフィスづくりブログ
ネットワーク環境を見直す企業が増えている理由と解決事例
こんにちは。鹿児島県鹿児島市を中心にオフィス環境づくりのサポートをしている鹿児島オフィスづくり.comです。今回は、最近ご相談が増えているネットワーク環境の見直しについて事例を交えてご紹介いたします。
お客様が抱えているネットワーク環境の課題
最近、自社のネットワーク環境を見直される企業が増えてきています。背景として、リモートワークやテレワーク、Web会議、クラウドシステムの利用などの増加から使用する通信量が増えていることがあります。実際に以下のようなご相談をよくいただきます。
✓ 社員がオフィスにいる時間(朝や夕方)はインターネット速度が極端に遅くなり、仕事が進まない
✓ 普段からインターネットの速度が遅く、Web会議の際に映像や音声が途切れ、ストレスを感じる
✓ 容量の大きいデータの送受信に時間がかかり、作業の効率が落ちている
✓ ネットワーク環境を見直しすることで生産性を上げたい
使用する通信量の増加に伴い、年々遅くなってきているが、業務が止まっているわけではないため我慢して放置しているといった企業は少なくありません。しかし、ネットワーク環境に問題がある場合は、改善することで業務の生産性を向上させることができます。以下より実際にネットワーク環境の見直しを行った企業の事例をご紹介します。
ネットワーク環境の見直しを行った企業事例
ご相談のきっかけ・抱えていた課題
こちらの企業様は業務効率化のため、社内データ共有の基盤としてMicrosoft 365(SharePoint)の導入のご相談をいただいておりました。クラウドサービスのため、導入前に既存のネットワーク環境を調査させていただいたところ、すでに通信速度に課題があり、改善が必要な状況でした。そのため、鹿児島オフィスづくり.comからはSharePointの導入前にネットワーク環境の見直しをご提案させていただきました。
通信速度が低下していた2つの原因
・使用していたルーターのスペックが業務内容に適していなかった:オフィスにインターネット回線を引いた際にレンタルをしたNTTのONU(回線終端装置)が、ネットワーク通信の要であるルーターを兼ねていました。お客様の業務内容と比べて通信処理能力が不足しており、通信速度の低下に繋がっていました。
・古い規格のネットワーク接続機器(ハブ)を利用: 社内でのネットワーク通信を繋げるハブが古い規格のため、100MBまでしか対応していませんでした。早い速度の回線を使用していたのに対象のハブにより100MBまでしか通信ができないため、通信速度の低下に繋がっていました。
鹿児島オフィスづくり.comからのご提案と導入効果
ご提案内容
新しいITツールの導入を成功させるため、社内ネットワーク環境の調査に基づき、以下のインフラ整備を優先して行いました。
・ONU(回線終端装置)との一体型から業務内容に最適なスペックの法人モデルのルーターに入れ替え
・1,000MBに対応したハブの導入
導入効果
ネットワーク環境を見直しした結果、次の効果がありました。
・通信速度の改善により今までの業務の生産性が向上しました
・今回新しく導入したSharePointも問題なく快適に使用できている
まとめ
今回の事例のように、新しいビジネスツール(クラウドサービスやWeb会議)を最大限に活用するためには、その土台となるネットワーク環境が、今の業務内容を行ううえで問題ないかをチェックすることが非常に重要です。また、業務内容に適したネットワーク環境を構築するには、インターネットに接続する端末から、通信の要となる主装置までのすべてのネットワーク接続機器(ONU、ルーター、ハブ、LANケーブルなど)が、契約した光回線の速度や業務で発生する膨大な通信量に十分に対応できる性能を備えている必要があります。しかし、ネットワークは目に見えるものではないため、お客様自身での解決が難しい場合も多いです。
鹿児島オフィスづくり.comでは、既存のネットワーク環境が業務内容に合っているかの調査・診断から、オフィスのネットワーク環境の見直しまで、あらゆるご相談に対応しております。自社のネットワーク環境を見直したい企業様は、ぜひ鹿児島オフィスづくり.comまでご相談ください。また、最近では大手企業に限らず、中小企業でもサイバー攻撃を受ける企業が増えています。セキュリティに関するご相談にも対応しています。






